Excelでデータを分析する際、空白セルの数をカウントすることはよくあります。例えば、アンケート結果の未回答数を調べたり、データの欠損チェックをしたりする場合に役立ちます。
本記事では、VBAを使用せずに、Excelの関数やツールを活用して空白セルを数える方法を解説します。
方法1:COUNTBLANK関数を使う

Excelには、空白セルをカウントする専用の関数「COUNTBLANK関数」が用意されています。
使用方法
=COUNTBLANK(A1:A10)
この関数は、指定した範囲内の空白セルの数を返します。
注意点
COUNTBLANK関数は、数式が入っているが結果が空白のセルもカウントします。
方法2:COUNTIF関数を使う

COUNTIF関数を使用して、空白セルの数をカウントすることも可能です。
使用方法
=COUNTIF(A1:A10, "")
COUNTIF関数では、条件を空白(””)にすることで空白セルを数えられます。
COUNTBLANKとの違い
COUNTIF関数は、空白セル以外にも様々な条件でカウントができます。
方法3:フィルターを使って空白セルを数える
Excelのフィルター機能を使って、空白セルの数を確認することもできます。
手順
- 空白セルをカウントしたい範囲を選択
- 「データ」タブ → 「フィルター」をクリック
- フィルターの▼ボタンをクリックし、「(空白)」を選択
- ステータスバーに表示される「○○件のレコード」が空白セルの数
この方法は、特定の列に空白が多い場合に便利です。

方法4:条件付き書式で空白セルを可視化
空白セルを視覚的に把握したい場合は、条件付き書式を使うと便利です。
手順
- 範囲を選択
- 「ホーム」タブ → 「条件付き書式」 → 「新しいルール」
- 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択
- 次の数式を入力
=A1=""
- 書式を設定(塗りつぶしやフォントカラーを変更)
まとめ
Excelで空白セルを数える方法はいくつかあります。
- COUNTBLANK関数: 空白セルのカウントが簡単
- COUNTIF関数: 数式が入っているセルを除外できる
- フィルター機能: 一目で空白セルを確認できる
- 条件付き書式: 視覚的に空白セルを強調できる
用途に応じて最適な方法を選び、データの分析や整理に役立ててください。
Excelを活用することで、作業効率を大幅に向上させることができます。ぜひ試してみてください!
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