Excelを使って複数シートのセルの値を合計する方法を解説します。本記事では、Excel関数を活用した簡単な方法から、VBAを使った自動集計までを紹介します。初心者の方でも分かりやすいように、具体的な手順を詳しく解説していきます。
Excel関数を使ってA1セルの合計を求める方法
1. シート名を指定して合計する方法
複数のシートがある場合、それぞれのA1セルの値を手動で合計することも可能ですが、ExcelのSUM関数を使うことで簡単に合計できます。
使用する関数
=SUM(Sheet1!A1, Sheet2!A1, Sheet3!A1)

この例では、Sheet1からSheet3までのA1セルを合計しています。
この方法はシート名を手動で指定する必要があります。シート数が少ない場合には適していますが、シートが増えると手間がかかり、あまり現実的な方法とは言えません。
2. 連続したシートのA1セルを合計する方法
すべてのシートのA1セルを一括で合計する場合、以下の様にSUM関数を利用する方法が便利です。
=SUM(Sheet1:Sheet3!A1)

この様に、最初のシートと最後のシートをコロン「:」で繋げる事で、間にあるすべてのシートのA1セルを自動で合計できます。
VBAを使ってA1セルの合計を求める方法
より柔軟に対応したい場合は、VBAを使用します。
VBAコードを記述例
以下のVBAコードを実行することで、同様に全シートのA1セルの合計を求めることができます。
【サンプルコード】
Function SumA1Cells()
Dim ws As Worksheet
Dim total As Double
total = 0
For Each ws In ThisWorkbook.Worksheets
total = total + ws.Range("A1").Value
Next ws
SumA1Cells = total
End Function

VBAの使用手順
- Excelで
Alt + F11
を押してVBAエディタを開く。 挿入
→標準モジュール
を選択。- 上記のコードをコピー&ペースト。
Ctrl + S
で保存。- Excelのセルに
=SumA1Cells()
と入力すると合計値が表示される。
まとめ
この記事では、Excelで複数シートのセルの値を合計する方法を2つ紹介しました。
- SUM関数を使う方法(手動指定 or シート範囲指定)
- VBAを活用する方法(自動処理が可能)
シート数が少ない場合は手動や関数で十分ですが、シートが増える場合や自動化を行いたい場合はVBAを活用すると便利です。ぜひ、用途に応じて最適な方法を選んでみてください。
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